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除雪機のパワーアップは出来るのか? 「軽自動車用バッテリー」載せ替えの有効性を考える

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除雪機
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「最近、除雪機のパワーが落ちてきたような気がする」
「もうちょっと雪を飛ばす距離が長くならないかな?」
「除雪機をパワーアップするにはどうしたらいいの?」

 

この記事ではこんな疑問に答えます。

投雪距離が短いと「除雪した雪を再度除雪する」という二度手間を強いられますからね。また小型除雪機にとっては「つきもの」と言えるこの「パワー」問題。

 

今回は、そんな「除雪機のパワーアップが出来れば!」という方に向けて、解説いたします。

 

わりと有名なのかもしれませんが、素人にもDIYの範囲で出来るのが「軽自動車用バッテリー」に替えることです。単純に容量が多いので、パワーアップが期待できます。

 

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除雪機のパワーアップは可能です|「軽自動車用バッテリー」というイチ押しアイテム

 

【1】バッテリーを載せ替えての除雪機パワーアップは可能だ!

小型除雪機に「軽自動車用バッテリー」を換装して大幅パワーアップ!!

 

所有する小型除雪機のパワーアップに関して、最も即効性があり、かつ、実践的な方法は、現在、除雪機に搭載されている小型バッテリーを「軽自動車用バッテリー」に換装することです。

 

つまりバッテリーの載せ替えですね。

 

「そんなこと出来るの?」とか「それで本当にパワーが上がるの?」という声が聞こえてきますが、答えは共に「YES!」です。

 

「軽自動車用バッテリー」に替えると除雪機はパワーアップします。

 

まず、「普通の小型バッテリー(小型除雪機に搭載されている)」と「軽自動車用バッテリー」の違いについてですが、これは単純にバッテリーの大きさ、つまり「バッテリー容量の違い」であり、バッテリー内に貯められている電気の量の違いです。

 

この貯められている電気量の違いが「パワーの違い」に直結しています。除雪機の悩みの一つに「エンジンがかかりにくい」という問題がありますが、これは搭載されているバッテリーが小さいことと、除雪機を稼働させる季節(冬)が低温なため、バッテリー性能が低下していることが原因です。

 

ただでさえ除雪機を使う季節というのはバッテリー性能が低下している訳ですから、実際にエンジンを稼働させる時、バッテリー容量の差はここで大きく表れてきます。

 

だからこそ同じ小型除雪機でも、普通の小型バッテリーから軽自動車用バッテリーに載せ替えると、稼働時のエンジンパワーが格段にアップするので、実際の走行や除雪機能もパワーアップされます。もちろん投雪距離にもこのパワーの差が表れてくるということです。

 

「じゃあ、なぜ除雪機メーカーはバッテリーを大きくしないの?」という疑問が浮かんできますが、答えは簡単です。

 

除雪機の車体サイズに合わせてバッテリーを乗せているからです。例えば同じ除雪機でも大型・中型除雪機は自動車用のバッテリーを標準搭載しています。自動車も同じことで、軽自動車用バッテリーと普通自動車用バッテリーの違いは容量や大きさだけなのです。また、最近は大きめの軽自動車もありますから、そのようなタイプは普通自動車用のバッテリーを搭載しているタイプもあります。

 

「バッテリーの載せ替えなんかしても大丈夫?」という部分に関しても、全く問題ありません。基本的には除雪機の「使用電圧が合っているか」どうかという問題だけです。

 

【2】「自分でやるか?」or「業者に頼むか?」 そこが問題だ!

 

誰でもできる除雪機の「バッテリー」交換

 

いいことづくめと思われる小型除雪機のバッテリー換装ですが、「バッテリーの交換は修理業者がするものでしょ?」と思われる方も少なくないと思います。

 

ですが、基本的にはバッテリー交換は誰でも出来ます(自動車のバッテリー交換も同じ)。マニュアルに沿って正しい手順で行うだけです。ただし、この交換手順を間違うと、ショートを起こして除雪機が壊れてしまう恐れがあります。それゆえ、決して「絶対安心」という作業とは言えません。自信がない人は、やはり専門業者に任せた方がいいでしょう。

 

ただし、DIYに慣れていないと苦労はするかも

 

また、小型除雪機には最低限度のスペースしか確保されていません。バッテリー台や保護ケースに関しても、小型バッテリー用のスペースしか無いことがほとんどですから、単に軽自動車用バッテリーに交換すればいいということでは終わりません。

 

となると、ここから先は「DIY」の範囲になってきます。バッテリー台を改造して大きくしたり、大きい保護ケースを自作、もしくは搭載した軽自動車用バッテリーが濡れないように充分な養生をする必要があります。さらに、これまで積んでいたバッテリーよりも大きなバッテリーを搭載する訳ですから、車体バランスにも気を付ける必要があります。

 

加えて、所有されている小型除雪機のバッテリー接続部分と軽自動車用バッテリー端子のサイズが合わなかったり、バッテリーサイズが大きくなるために、接続線の長さが足りないケースもあり得ます。こういった場合も除雪機本体側のバッテリー接続部を変更しなければなりません。端子サイズに関しては、サイズ変換用グッズもありますからそれで対応できますが、接続線が短い場合は、線の交換や延長をしなければなりません。こういった作業もごくごく簡単な作業ではありますが、やはり、普通に生活している分にはあまりする作業とは言えないでしょう。

 

という訳で、除雪機のバッテリー換装に関しては、自動車のバッテリー交換の経験があったり、「自分でやろう!」という意欲のある人ならばOKだと思いますが、「そんなの出来ない」という人は、バイク屋さんや修理業者に依頼した方が良いでしょう。単純作業ですから、それほど高額な費用はかからないと思います。

 

【3】簡単な整備や部品交換で投雪距離を伸ばす方法

 

オーガブロアやシューターの再塗装

 

除雪機の投雪距離を伸ばす工夫で一番簡単に行えることは、除雪機前方部のオーガブロアや、投雪口となるシューターの再塗装です。

 

除雪作業を行っていれば、これらの部分の塗装が少しずつ剥がれていきます。このような塗装剥がれが、雪を飛ばす勢いの妨げとなることがあります。

 

除雪機の塗装が少しでも剥がれていたら再度塗装の上、雪を滑りやすくするためのスプレー等を塗布しましょう。また、雪離れのいい塗料を塗ってもいいと思います。ただし、再塗装での投雪距離の延長効果は限定的なものでしかありません。

 

エンジンオイルのこまめな交換とオイル添加剤の使用

 

投雪距離を伸ばすということは、除雪機能のパワーを上げることとほぼ同じ意味です。

 

そのためには除雪機のエンジンパワーのロスは少しでも減らさなければなりません。そういった意味で、エンジンオイルのこまめな交換やエンジンオイルの添加剤使用などは、ある程度効果を発揮する可能性があります。

 

少なくとも、エンジンオイルの交換を怠っていると、エンジンパワーが少しずつ落ちていくことだけは間違いありません。

 

Vベルトの交換とプーリーの小型化

 

急激にすり減ることはないVベルトですが、当然、何年も使用していれば少しづつ減っていくもの。

 

除雪機はVベルトが摩耗すればするほど、エンジンのパワーをVベルトを通じて動力部に伝達する際のパワーロスが生じます。そのため、適時Vベルトを交換することにはそれなりに効果があると思います。

 

また、Vベルトを除雪機の動力軸に押し付ける役割を果たす「プーリー」を小さいサイズに交換すると若干パワーが上がるという話もあります。

 

確かにプーリーを小さくすればVベルトを押し付ける部分の接地面が小さくなりますから、その分圧力が大きくなるので効果がありそうな気がします。ですがこれは、クラッチワイヤーとの調整等の問題もありますので、誰でもすぐ出来る調整方法とは言えないですねえ。

 

【4】次元が違う?! 「FIエンジン」と「ターボチャージャー」!

 

HONDAの除雪機用ニューエンジン「FI」の威力!

 

すでに大型除雪機を所有の方や、大型除雪機の購入を検討されている方で「とにかくパワーがあるものを!」という方におすすめなのが、現在HONDAが採用している新型「FIエンジン」搭載の大型除雪機です。

 

「FI」とは「Fuel Injection」の略。ごく簡単に説明すると、ガソリンに圧力をかけてスプレー状にしてエンジンに供給するシステムです。

 

このシステムを採用することにより、従来エンジンに比べて燃費は15%向上し、エンジンの始動性も大幅アップ、また、キャブレーターにガソリンが残留することもなくなったということです。

 

パワーについてHONDAは公式には触れていませんが、エンジン効率が向上したということは、数字に表れない部分でパワー効率が向上していることが期待され、また、除雪機を数年間使用後の状態で考えれば、従来型エンジンよりは間違いなくパワーロスが少ないはずです。

 

除雪機に「ターボ」?!

 

最近、一部の専門業者が、ターボチャージャーを装着する改造を施した除雪機のデモンストレーションを行ったり、また、改造後の様子を動画サイトにアップしたりしています。

 

これが……スゴイんです!

 

まあ、ターボですからエンジンパワーが大幅にアップしているのは当たり前なんですけど、それにしても、その投雪距離は「驚異」としか言いようのないものです。

 

ただ、どこの専門業者でもすぐ出来るという改造ではないと思います。興味のある方は一度ご自分でチェックしてみてください。

 

まとめ

 

今回は除雪機の「パワーアップ」面での情報をご紹介したしました。

 

比較的簡単にできる方法としては「バッテリー」の換装です。軽自動車用のバッテリーに交換することでパワーアップが期待できます。

 

あとは小技としての「再塗装」ですかね。オーガブロアやシューターの塗装をキレイに直すことで滑りを良くし、投雪距離を伸ばします。

 

除雪機のパワーアップは「エンジンの改造」などかなり大規模なことも含まれますので、誰でもすぐに取り掛かれるというジャンルではありませんが、一方で、「パワーアップ」は除雪機ユーザーなら誰でも一度は願うもの。

 

現在、所有している除雪機のパワー面に不満をお持ちの方は、一度DIYの範囲でできることを考えてみてもいいかもしれませんね。

 

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