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除雪機の運送費用は「チャーター便」より「路線便」が安い理由|営業所止めなので自分で取りに行く必要があります

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除雪機
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除雪機をネットで購入する、もしくは処分したい除雪機をネットで売る。

 

売り買い自体はしごく簡単で誰にでも出来ます。でも、ネットで除雪機を売り買いするにあたって、誰もがちょっと心配なことがありますよね。それは……

 

「除雪機って宅配便で送れるの?」

 

ということ。なにせ除雪機と言えば100kg前後の重量は当たり前。普段、生活する中で「100キロを超えるもの」を送る機会はなかなか無いですよね。引っ越しでもそこまで重いものを送るかどうか……。

 

あとネットで除雪機を買って受け取るにしても、運送費用、送料がいくらかかるのかが心配ですよね。

 

今回は、除雪機の「運送」事情とその「費用」について、考えなければいけないことをまとめておきました。

 

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除雪機の運送費用は「チャーター便」より「路線便」が安い理由|営業所止めなので自分で取りに行く必要があります

 

除雪機は宅配便運送を頼めるの?

 

まずは「除雪機は宅配便で運送できるのか?」を確認します。

 

除雪機を「宅配運送」すること自体は可能

 

結論から言えば、「除雪機の運送は宅配便業者に頼めます」!

 

しかし、ヤマトのサービスを確認すると「お荷物1個当たりの重さの制限は30kgまでです」と書いてあります。

 

つまり、いわゆる「宅急便」のカテゴリーでは除雪機の運送は行っていないのです。ちなみにこれはヤマトに限らず、どの運送会社も同じことです。

 

結局、どういうことなのかと言えば、除雪機の運送に関しては”特別便”の扱いになるということです。

 

基本的にはどの宅配業者でも”特別便”扱いで除雪機の運送は行います。

 

ただし、その扱いと運送方法に関しては、業者によってそれぞれです。
その違いとは、大きく分けると「宅配便」と「路線便」での扱いの違いです。

 

「宅配便」での除雪機運送事情

 

除雪機の「宅配便」での運送とはどういったものなのか?詳しくご説明していきます。

 

ヤマト・佐川は高いのか?

 

「宅配便」といえぱ誰もが思いつくのが二大大手の「ヤマト運輸」に「佐川急便」。

 

この大手の二社に除雪機の運送を依頼するとどうなるのでしょうか?

 

結論から言えば、ヤマトと佐川に除雪機の運送を依頼すると、他の運送業者に頼むより高くなる可能性が高いと言えます。

 

それは、ネットで除雪機販売を行っている業者が、99%ヤマトと佐川を使わないことでも明らかです。

 

なぜヤマトと佐川は高いのか?

 

それは、”ドア トゥ ドア”だから。つまり「自宅まで受け取りに行って、自宅まで運ぶから」なのです。

 

「そんなの当たり前じゃないか!?」と思うなかれ!

 

なんといっても除雪機は重量100kg以上当たり前の大型荷物。宅急便のドライバーが1人でおいそれと扱えるものではありません。

 

つまり除雪機のような大型荷物は、通常のラインでは扱えないのです。
通常取り扱わない荷物を扱うのですから、当然、料金は特別料金になるという訳です。

 

「チャーター便」での運送になる!

 

では、ヤマトや佐川に除雪機の運送を依頼するとどういう扱いになるのか?
ザックリに言えば「引っ越し便」的な扱いになります。

 

ヤマトの場合、除雪機は「特殊車両の輸送」扱いになり、ヤマト運輸自体が運送するのではなく、提携している専門業者が輸送を扱うことになっています。

 

ただでさえ割高なのに、別業者が輸送するとなるとさらに割高になるのは目に見えています。

 

佐川の場合ですと、「チャーター便」になります。つまり、その荷物のために特別対応したトラックで運送するということです。当然、高くなるのは当たり前です。

 

「高い高いって結局いくらなの?」と当然思われると思いますが、ヤマトも佐川も料金は見積もりでの提示となっており、不定となっています。

 

「時期によっても違う」と説明していることから、”引っ越し業者”のように忙しい時期は高く、ヒマな時期はやや割安ということもあるのでしょう。

 

ちなみにヤマトでバイクの運送を依頼した場合(101cc~699cc)、東京を送り先として、群馬までが31,428円、新潟までが55,080円、青森までが79,488円という料金がネットでの基本見積もりになります。

 

除雪機の場合、これよりも割高になるのではないかと予想されます。

 

佐川の「チャーター便」に関しては、全く料金が分かりません。実際に見積もりを取るしかない訳ですが、ネットでは「最低でも50,000円から」という情報もあります。

 

「路線便」での除雪機運送

 

ヤマトや佐川の宅配便大手が割高なら、除雪機の運送は通常どこに依頼するのか? その答えが「路線便」ということになります。

 

西濃運輸・福山通運が「路線便」大手

 

「路線便」をごくごく簡単に説明すると、業者が荷物を集荷してから、その地域の総合ターミナルに集約し、複数業者の荷物をまとめて輸送。その後、到着地で各業者が配送するのが「路線便」です。

 

宅配便の指定サイズや指定重量以上の荷物に関しては、全て「路線便」の扱いになります。

 

「それってヤマトや佐川と違うの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、微妙に違うんです。

 

ヤマトや佐川も「路線便」を扱うこともあるにはありますが、全て自社輸送をすることが大手二社の基本になっています(チャーター便などの”特別便”サービスはそのため)。

 

しかし既にご説明したように、「路線便」の輸送は”複数業者まとめて”が基本。路線便業者が運送するのは「集荷先からターミナルまで」と「ターミナルから配達先まで」なのです。

 

つまり、宅配便であるヤマトと佐川は「集荷先→ヤマト・佐川→配達先」のワンステップ輸送で、路線便は「集荷先→業者→ターミナル→業者→配達先」のツーステップ輸送となります。

 

基本となる長距離輸送が大量荷物の”まとめて輸送”のために割安料金となるのが「路線便」のメリットです。

 

法人向けとしての”チャーター便”サービスも行ってはいますが、基本的には「路線便」で運送サービスを行っているのが「路線便業者」です。この路線便業者の大手が「西濃運輸」と「福山通運」であり、その他には「近物レックス」「新潟運輸」など様々な路線便業者があります。

 

路線便は営業所止めがデフォルト

 

「宅配便で送れない大型荷物が送れる」
「料金が割安」

 

という2つの理由から、現在、除雪機などの大型荷物のほとんどが「路線便」で運送されています。

 

ただし、ここで一つ、大きな問題があります。

 

例えば、あなたがネットで除雪機を購入したとします。するとほとんどの場合、運送は「営業所止め」となっているはずです。

 

どういうことかと言えば、あなたが購入した除雪機が運ばれるのは、指定運送業者の営業所までで、あなたは除雪機をそこまで受け取りに行かなければならないということです!

 

なぜそんなことが起きるのか?ここで「宅配便」と「路線便」の微妙な違いが出てくるのです。

 

「路線便」が路線便たる所以は営業所-ターミナル間の輸送だから。営業所から配達先までの運送に関しては宅配便と同じです。そうなると、ヤマトや佐川と何ら変わらないワケです。大重量荷物である除雪機を運ぶ料金が別途かかってくるという仕組みなのです。

 

「路線便の基本料金は?|最大2万5千円程度が目安

 

除雪機を自宅まで運ぶ別途料金については、あとにするとして、まずは路線便の基本料金を確認します。

 

路線便での大型荷物の料金ですが、こちらも基本的には料金を公表していません。なぜかと言えば「路線便」独特の計算方法があって、それを個人向けに説明すると要らぬ誤解が生まれるためです。

 

ごく簡単にご説明すると、路線便での大型重量荷物は”パレット”という大型荷物専用の板に乗せて重量やサイズを計測して料金を決めるのですが、パレットに乗せた上でのサイズ容量を計算するため、料金は「こうでこう!」と簡単にはいかないんだそうです(計算方法はありますが、ここでは省略します)。

 

しかし、実はそこまで複雑に考えなくても、パレット便の基本料金はザックリしていて、通常”1パレット”7,000円~10,000円というのが基本的相場と言われています。

 

また、ホンダ・ヤマハを含めた各メーカー除雪機のネット販売を行い、路線便を利用して運送している「除雪機ネット」の送料が一つの目安になります。

 

  • ~80kg 10,000円
  • ~120kg 15,000円
  • ~150kg 20,000円
  • ~200kg 25,000円

 

これは営業所止めではなく、自宅まで(条件付き)の配達料金を含んでいるため、やや割高になっていますが、参考に値する料金だと思います。

 

「自宅まで届ける」には条件がある|フォークリフトの有無

 

「除雪機ネット」の料金説明で「自宅まで(条件付き)」と書きましたが、その条件とは何なのか?

 

それは「自宅で荷下ろしする際に、フォークリフトを準備しておくこと」です。

つまり、「フォークリフトを持っていないと自宅までの配達は頼めない」ということです。その場合、結局営業所止めとなります(除雪機ネットの場合も、その場合は送料が安くなる模様です)。

 

ちなみに中国製格安除雪機のハイガー産業も、基本的な運送については営業所止めなのですが、個人向けネット販売をメインにしているだけあって自宅配送オプションを設定しています。ザックリ言うと「重量100kgまでがプラス10,000円」「100kg以上がプラス45,000円」です。

 

つまり、自宅にフォークリフトがなくて、配送業者に自宅での荷下ろしをしてほしい場合、除雪機の重量が100kg以上だと45,000円かかるという解釈でいいと思います。

 

しかも、この計算は、営業所から自宅までの配達時のオプション料のみの計算です。

 

除雪機販売業者は当然、フォークリフトを準備しているので発送時に余分な料金は加算されていませんが、フォークリフトを持っていなければ発送時にも追加料金が加算される可能性があります。

 

そうなると、初めから”チャーター便”を頼んだ方がかえって安くなるかもしれません。

 

とどのつまり、その辺りまでひっくるめて見積もりを取らないと最終料金はハッキリしないと思います。

 

まとめ

 

除雪機の運送とその料金の様々な仕組みについてご説明しました。

 

なかなか一筋縄ではいかないことがお分かりいただけたかと思います。

 

元来、除雪機や農機具などの特殊車両は、一般自動車やバイクなどと違い、滅多に「引っ越し」しません。

 

そのため、それに伴う運送システムが確立されていません。それ故、このように分かりにくく、かつ高額な形になってしまうのは致し方ないかと思います。

 

最後にいくつか補足情報をお知らせすると、「路線便」のパレット輸送に関して、最近、以前なら扱ってくれたような重い荷物でも、場合によっては断られ、初めからチャーター便の扱いにされることがあるそうです。近年の運送業界の人手不足問題が原因と思われます。

 

除雪機の自宅での荷揚げ荷下ろし問題ですが、フォークリフトを個人的に自宅に持つ人は滅多にいないと思います。となると、やはりチャーター便か割高のオプション料を払うしかないのか…ということになりますが、一つだけ解決方法があります。

 

自宅-運送業者間の輸送に関しては軽トラを使用し、除雪機を軽トラに上げ下ろしするのは、金属板や厚い木材の板などを「スロープ」の代役として使用して行い、梱包や荷ほどきは運送業者の駐車場の一画を借りて行うというやり方です。手間はかかりますが、これなら追加オプション料はかからないはずです。

 

除雪機自体の移動に関しては、クローラやタイヤのシャフトピンを外せば空回り自走しますので問題ありません。

 

除雪機の移動を同県内などの近距離で行う場合は「赤帽便」が利用できます。しかし、これは完全に業者の「言い値」になると思います。赤帽業者の繫忙状態で値段が変わる可能性が非常に高い上に、除雪機の上げ下ろしがどうなるのかもハッキリしないため本編では扱いませんでしたが、一応、参考にしてください(近距離ならば自分で軽トラ輸送した方がいいと思いますし)。

 

最後に路線便のパレット輸送ですが、基本的には法人や事業者が対象になっています。個人は完全NGという訳でもないようなのですが、これは運送業者の営業所に確認してみないと何とも言えないところです。結局、この問題も営業所の繫忙状態によって変わるようですし、何より近年の人手不足で、「手間のかかる割安料金の仕事」は敬遠されがちの模様です。実際、「福山通運」は最近、除雪機の運送に難色を示しているという情報もあります。

 

以上を参考に、除雪機の移動はあなたにとって一番メリットのある形を選択してください。くれぐれも安直に決めて、ムダに割高にならないように心がけてくださいね!

 

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