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除雪機は「ホンダ」と「ヤマハ」どっちがいい?|除雪機二大メーカーを徹底的に比較してみた【ホンダは業務用、ヤマハは家庭用】

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除雪機
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除雪機のメーカーと言えば「ホンダ」と「ヤマハ」が二大メーカーです。

 

では「ホンダの除雪機」と「ヤマハの除雪機」は、どのような違いがあるのでしょうか。

 

今回はそれぞれのメーカーで、除雪機にどのような特徴の違いが生まれるのか考えます。

 

端的に言うとホンダは業務用で、ヤマハは家庭用です。

 

ホンダ製はエンジンやオーガ(回転刃)に強みがあるので、業務用の除雪機に向いています。

 

ヤマハ製はボルトガードやブレードなど小技が効いていて、家庭用の除雪機として便利です。

 

以下、詳しく解説していきます。

 

除雪機の購入を考えている方にもいろいろなタイプの人がいると思いますが、ぜひメーカーの特徴を踏まえて選んでほしいですね。

 

「とにかく安いものがいい」という方もいれば、「どうせ買うなら大手メーカーのものを」という方も当然いるでしょうがメーカーで選ぶというのも大事です。

 

除雪機における大手メーカーといえば「ホンダ」と「ヤマハ」の二大メーカーなのですが、そうなると「どう違うの?」、「どちらがいいの?」という疑問が生じるはず。

 

だからこそ今回は「ホンダ」と「ヤマハ」の二大メーカー除雪機の比較し、それに加えていろいろな情報を比べながら解説します。

 

除雪機選びの参考にしてください!

 

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除雪機は「ホンダ」と「ヤマハ」どっちがいい?|除雪機二大メーカーを徹底的に比較してみた

 

【1】ホンダとヤマハの除雪機はどこが「違う」のか?!

 

国内トップシェア60% ! ホンダの強さはどこにあるのか?

 

国内シェア60%という圧倒的販売台数を誇る「HONDA」。他メーカーの追随を許さないその強さは一体どこからくるのでしょうか?

 

ホンダが除雪機国内シェア1位の座についたのが2004年。その理由は何と言っても、2001年から販売を開始した「ハイブリッド式除雪機」の存在です。2004年にトップシェアとなってからは14年連続でその地位を守っています。

 

とどのつまりホンダの「強さ」とは自動車メーカーであること。

 

国内唯一の除雪機用ハイブリッドエンジンの開発も自動車メーカーならではと言えます。また、国内2,000店以上の「Honda Cars」の存在が大きく(ホンダカーズは除雪機販売をしていませんが)、ホンダカーズの全国店舗および拠点修理工場ネットワークの存在が、契約販売店や修理店を強力に支えています。

 

このような自動車メーカーとしてのホンダが、除雪機メーカーのホンダをバックアップしていることにより、全国の契約販売店(農機具販売店や自動車販売店)が安心してHONDAの除雪機をユーザーに売り込めるのです。

 

国内シェアNO.2! ヤマハのメイン販売所は「ホームセンター」?

 

対して国内シェア第2位の「YAMAHA」ですが、販売台数でホンダに3倍の差をつけられています。

 

その理由はホンダの「強さ」の裏返し。ヤマハはバイクメーカーであり自動車メーカーではありません。

 

これまでハイブリッドエンジンの開発を行っていなかったことに加え、全国に独自の販売店舗展開をしていないヤマハ。東日本・中部・西日本・九州に本社営業所を構え、それぞれが各地区の販売店と契約する形態となっています。

そのため営業力と契約店に対するバックアップ体制は、ホンダに比べるとかなり貧弱です。

しかし現在、そのヤマハを強力に支えるのがホームセンター国内第一位の「コメリ」です。

 

全国1,200店舗という圧倒的店舗数を誇るコメリが契約し、ヤマハ除雪機を”おすすめ商品”として強力に売り込んでいます。また、修理体制に関してもコメリは独自の契約修理店ネットワークがあり、コメリでヤマハ除雪機を買った場合は、コメリの契約修理店が修理・メンテナンスを請け負うこととなっています。

 

ただ、これは未確定情報になりますが、コメリで販売しているヤマハ除雪機は、完全な純正モデルではないという情報もあるんですよね。その根拠は、コメリで販売しているヤマハ除雪機の型番が、純正モデル型番にアルファベットの「H」を加えているということ。

 

「H」はおそらく「ホームセンター」の「H」であると思われ、コメリが販売価格抑制のためにヤマハに依頼し、一部部品のコストダウンがされているのではないかという噂です。

 

ただこれは現時点で噂の域を出ません。何となくささやかれている、ヤマハの「コメリモデル」が壊れやすいという情報の一部でしかありませんのでそこまで気にする必要はないと思います。ただ、実しやかにささやかれているので、一応、情報としては載せておきます。

 

さて2018年、ついにヤマハはバイク(スクーター)におけるハイブリッドエンジンの採用を発表しました。これで近い将来、除雪機エンジンハイブリッド化への目途が立ったと言えます。

 

ホンダの圧倒的なシェアを、ヤマハがどれくらい奪えるかと言ったところですかね。

 

【2】HONDA除雪機の主な特徴は?

 

自動車メーカーならではの『ハイブリッドエンジン』

 

ホンダ除雪機最大の特徴は「ハイブリッドエンジン」です。

 

自動車メーカーであるからこその独占開発であり、この分野では18年の長きに渡りホンダの独壇場でした。

 

ハイブリッド除雪機の最大の特徴は、走行と除雪機能の動力を分離していることです。通常、除雪機はエンジン動力で走行と除雪の二つの機能を駆動させますが、ハイブリッドの場合、走行機能はモーター動力で駆動させ、エンジン動力はそのパワーの全てを除雪機能に振り分けています。

 

そのため、エンジン馬力が同一でも、ハイブリッド式の方が除雪能力のパワーが上と言われています。

 

どんな硬い雪でも楽々 ! 世界初の独自技術『クロスオーガ』

 

従来のロータリー式オーガ(雪を除雪機に取り込む刃)は正方向のみの回転でしたが、この「クロスオーガ」は内側と外側のオーガがそれぞれ別方向に回転します。

 

そのため、反動による除雪機の浮き上がりを抑え、どんな硬い雪でもガッチリと食い込み砕くことの出来るシステムになっています。特に、豪雪地帯の悩みである屋根から降ろした硬く凍った雪の除雪などには、その威力を最大限に発揮すると言えます。

 

除雪初心者でも安心の『スマートオーガ』システム

 

中型・大型タイプのハイパワー除雪機に採用している「スマートオーガ」は、除雪中のオーガ角度を自動調節する除雪アシストシステムです。

 

豪雪地帯での降り積もった雪山の除雪作業は一度の作業では行いきれないために、上の雪から順に切り崩しながら除雪をします。その際、その作業に慣れていない人は除雪跡をガタガタにして、後の除雪をしずらくしてしまったり、作業中の除雪機バランスを崩してしまったりしがちです。

 

このような切り崩し作業には、オーガの角度をその都度、手動で調整する必要があったのですが、このシステムはオーガ調整を自動制御で行うため、除雪初心者でもバランスのよい切り崩し作業を可能にしました。 

 

除雪機”世界初” ! 新型『FIエンジン』

 

バイク分野では既に採用されていた「FIエンジン」を除雪機に初めて採用したのもホンダです。

 

ガソリンに圧力をかけてスプレー状にしてエンジンに供給するこのシステムは、従来型エンジンより燃費を15%向上させ、かつ、ガソリンをスプレー化することにより燃料コックやチョークの作業を無くし、エンジンの始動性も格段にスムーズにしました。

 

また、キャブレーターにガソリンが残留しないことから、エンジンのパワーロスを無くし、キャブレーターメンテの必要も無くなったのです。

 

【3】YAMAHA除雪機の主な特徴は?

 

石や悪路も安心の『シャーボルトガード』

 

除雪中に石などの異物を掻き込むことにより、オーガを動力軸に固定するシャーボルト(シャーピン)が折れるトラブルは、除雪機ユーザーなら誰でも覚えがあるはず。

 

そのままでは除雪が出来ないために途中でボルト交換を強いられたり、予備のボルトが手元に無かったために除雪を中止せざるを得なかったりと、なかなか厄介なこのシャーボルトトラブルですが、そのシャーボルトを破損から守るための技術が「シャーボルトガード」です。

 

ゴムダンパーでシャーボルトにかかる衝撃を緩和するこの技術はヤマハ独自のもの。ユーザー口コミでも「リアルに折れない」と評判の機能です。

 

ホンダより飛ぶ?! 『ジェットシューター』の威力

 

シューター内に「超高分子量ポリエチレン成形板」を装着することにより、シューターの雪離れを格段に良くするだけでなく、シューター内の雪づまりも軽減したのがヤマハの「ジェットシューター」です。

 

投雪距離を長くしたいというのは除雪機ユーザーなら誰でも思うことですが、このジェットシューターの標準装備以来、「ヤマハの方がホンダより飛ぶ」というユーザー口コミも多く見られるようになっています。

 

コロンブスの卵?! 集めて飛ばす『ブレード搭載』モデル

 

除雪した雪を”飛ばす”ロータリー式と、雪を”押して集める”ブレード式の二つの役割を一台で可能にしたのが「ブレード搭載モデル」です。

 

少ない雪や水分を含んだ雪は押して一か所に集めたり、雪を捨てる場所が限られている場所では、捨てられる場所や投雪出来る場所まで押した上で投雪したりと、住宅街や商店街などでの除雪には、かなり高い利便性を持っています。

 

【4】結論! HONDAとYAMAHAのどちらを選ぶべきなのか?

 

ホンダとヤマハのどちらを選ぶかのポイントはこれだ!

 

さてここまでずらっと「ホンダ」と「ヤマハ」、それぞれの特徴や独自機能をご紹介してきましたが、この二大メーカーの独自機能に、ある『傾向』が見えてきませんか?

 

それは、どちらかというとホンダが「業務用」&「豪雪地帯用」で、ヤマハが「家庭用」&「住宅街・商店街向き」だということです。

 

もちろん、その逆パターンの除雪使用に向いていないということではありませんが、両メーカーがユーザーターゲットをある程度絞っていることが分かります。

 

除雪機能の大幅なパワーアップや、エンジン性能の向上を念頭に開発を行っている「ホンダ」と、自宅周辺など除雪面積の広くない場所や、雪を捨てる場所が限定されている場合の除雪に便利な機能の拡充を計っている「ヤマハ」。

 

豪雪地帯や面積の広い場所での除雪では、除雪処理能力がとにかく高いモデルが求められるでしょうし、降雪量が「豪雪」ほどではない地域では、「比較的投雪距離が長く」、かつ「シャーボルト破損などのマイナートラブルが少ない」小型除雪機は一定のニーズがあります。また、ヤマハのブレード搭載モデルの利便性に惹かれる人もいまず。

 

二大メーカーの除雪機どちらを選ぶかは、「どこで買うか」ということである

 

高額な二大メーカーの除雪機を購入する方には、「なるべく長く使いたい」という思いが必ずあります。

 

その場合、数年後には必ず修理やメンテナンスを専門業者に依頼する時がくるのですがその時、「どこに修理を依頼するのか?」は、どこのメーカーの除雪機を選ぶかを考えるうえで大切なポイントです。

 

民間修理業者はもちろんありますが、普通は「買ったところに修理に出す」のがセオリーです。長い付き合いとなる高額除雪機ですから、やはり使用面だけでなく修理面のことも考えておいた方が無難と言えますよね。

 

そういった点では、近くに修理工場などが無い場合、全国に展開しているコメリが窓口になってくれるヤマハは後々に便利だと思いますし、また、もともとホンダの販売店や契約修理業者と付き合いがある場合は、やはりホンダの方が気が楽というものでしょう。

 

ちなみに降雪シーズンに入ると、自分のところで販売していない除雪機の修理を断る業者は珍しくありません。ですから、除雪機の「メーカーを選ぶ」ということは、「どこで買うのかを選ぶ」ことであり、「どこに修理に出すか」にもつながることだということを覚えておいてください。

 

まとめ

 

以上、除雪機二大メーカーであるホンダとヤマハの機能・特徴は次の通りです。

 

ホンダ

 

  • パワーの強い『ハイブリッドエンジン』
  • どんな硬い雪でも砕く『クロスオーガ』
  • 切り崩しに便利な『スマートオーガ』
  • 効率の良い『FIエンジン』

 

ヤマハ

 

  • 折れにくくさせる『シャーボルトガード』
  • よく飛ぶ『ジェットシューター』
  • 「押す」こともできる『ブレード搭載』

 

「さすが大手メーカー」というべき機能の充実ぶりですが、結局のところ、自分の除雪スタイルに合った機能を選ぶのが一番です。

 

そのためにそれぞれのメーカーの強みを押さえて、さらに購入場所や修理・メンテ面等、後々の都合も考慮に入れながら選ぶとストレスなく除雪機を使い続けることができます。

 

いずれにせよ、二大メーカーの高機能除雪機は高額です。よりよい買い物になるよう、ご検討の参考にしてください。

 

除雪機
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